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同じ炎を見つめ、同じ時間を過ごすために

「自分の家でもカグツチ」——同じ炎を見つめ、同じ時間を過ごすために
おはようございます
当店のブログをご覧いただきありがとうございます

今日はよくいただく質問にお答えします

「どうしてお店の人が、わざわざ自宅でもカグツチ(薪ストーブ)を使っているの?」
—その理由を、私の考えと日々の暮らしからお話しします

なぜ自宅でもカグツチ(薪ストーブ)なのか
使いやすさが“暮らしの質”を上げるから

着火のしやすさ、ドラフトの立ち上がり、灰の処理や日々の手入れ——この一連がスムーズだと
火を焚く時間そのものが心地よくなります
結果として、暖の取り方や家族の過ごし方が穏やかに整います

★お客様と同じ使用感で語りたいから
ショールームでの短時間の焚き付けだけでは見えないことが、日常には山ほどあります

例えば、含水率の違う薪での着火性、二次燃焼の出方、ガラスのくもりやすさ
天板の余熱具合、夜間の余熱残り、煙突掃除の頻度感
—こうした“暮らしのリアル”は、実際に家で使わないと分かりません

★本音でお勧めするため
「このモデルは小割り薪で一気に立ち上がる」
「このサイズは肩まで暖まりやすいけれど乾燥が気になるので加湿器を併用」など
良い点も注意点も、使い手の言葉でお伝えしたいのです

毎日の中で気づいた「ここがいい」
着火と立ち上がりが安定

乾いた薪と適切な空気量で、火持ちが読みやすい。朝の再着火も楽で、冬の始動ストレスが少ないです

★二次燃焼の美しさと暖まり方
炎が踊る時間帯は放射と対流のバランスがよく
部屋の隅までふんわり暖かい。体の芯からほぐれる感覚があります

★ガラス越しの炎が日常のリズムに
夕方に火を入れ、食事や団らんの時間に炎が落ち着く
視覚的な癒やしが、暮らしの「間」を整えてくれます

★日々の手入れがシンプル
灰受けが扱いやすく、炉内の掃き出しも短1か月に1回程度で完了
週一のガラス拭きで視界もクリアに保てます

実際に使ってわかった「伝えたいポイント」
薪の含水率がすべての土台
含水率は目安で18%程度
湿った薪はススやくもり、立ち上がりの鈍さに直結
水分計と保管環境の整備が近道です

焚き付けは“空気通り”が命
細割り→中割り→本薪の順で、空気の通り道を意識して積むと着火が安定
最初は空気全開、炎が育ったらがコツ
サイズ選びは「家の断熱×生活時間」で

大きければ良いわけではありません
断熱性能、天井高、在宅時間に合った火室容量を
オーバースペックは過昇温・乾燥の原因に

換気と加湿の計画を一緒に
薪ストーブは換気計画が肝心
吸気の取り方や窓の開閉の癖、加湿器の併用で快適性が段違いに上がります

連続運転の温度管理
炉温計や煙突温度計を併用し、巡航運転のレンジを把握
二次燃焼が安定する帯で“燃やしすぎない”のが薪の節約にも

「同じ目線」でご提案できること
モデル選定のリアル
「この機種はガラスがくもりにくい」
「この機種は天板調理が得意」など、用途や暮らし方に沿って具体的に比較します

設置前後のギャップを埋める
設置スペース、壁・床の熱対策、煙突ルート、近隣環境への配慮まで

私が自宅でもカグツチ(薪ストーブ)を使うのは、暖かいから、雰囲気が良いから、だけではありません。
お客様と同じ炎を見つめ、同じ手間と時間を共有することで
初めて“本当に役立つ”ご提案ができると考えているからです

自分の家に合うサイズや機種を知りたい
既存の煙突や設置スペースで大丈夫か不安
薪の確保やメンテナンスの現実感を知りたい
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください
実際の暮らしで培った視点から、納得いくまで丁寧にお手伝いします

——炎のある時間が、あなたの毎日を少し豊かにしますように