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薪ストーブで針葉樹が嫌われる理由

薪ストーブを使う際、薪の種類は非常に重要です
薪には広葉樹と針葉樹があり、それぞれ特徴がありますが
針葉樹は薪ストーブの使用者からあまり好まれないことが多いです
その理由について詳しく解説していきます

#### 1. 燃焼速度が速い
針葉樹は一般的に広葉樹よりも密度が低く、木材が軽いです
そのため、燃焼速度が速く、薪ストーブで使用するとすぐに火が消えてしまうことがあります
短時間で燃え尽きてしまうため、広葉樹に比べて頻繁に薪を追加しなければならず、手間がかかります

#### 2. 樹脂が多く含まれる
針葉樹には樹脂(松脂など)が多く含まれており、これが燃焼時に大量の煙や
ススを発生させる原因となります
このススが煙突に付着すると、煙突火災を引き起こすリスクが高まります
また、窓ガラスやストーブ内部が汚れやすくなるため、定期的な掃除が必要になります

#### 3. 火力の調整が難しい
針葉樹は燃焼速度が速いだけでなく、一気に高温になる傾向があります
これは火力の調整を難しくし、薪ストーブの温度管理に影響を与えます
過度な高温はストーブや煙突にダメージを与える可能性もあるため
安全性の面でも広葉樹より劣ると言えるでしょう

#### 4. 独特な臭い
針葉樹を燃やすと独特な臭いが発生することがあります
これは樹脂や油分が燃える際に出るもので、人によっては不快に感じることもあります
広葉樹は比較的臭いが少ないため、室内で使用する薪として好まれる傾向があります

#### 針葉樹は全く使えないわけではない
ここまで針葉樹のデメリットについて述べましたが、針葉樹が全く使えないわけではありません
例えば、火を起こす際には針葉樹の燃えやすさが役立ちます
また、一部の針葉樹(例えばヒノキやスギ)は香りが良く、アウトドアなどの場面では人気があります

#### 結論:広葉樹がおすすめ
薪ストーブで快適に暖を取るためには、燃焼効率が良く
ススや煙の発生が少ない広葉樹を選ぶことをおすすめします
ナラやカシ、クヌギなどの広葉樹は燃焼時間が長く、火力も安定しているため
多くの薪ストーブユーザーから支持されています

薪選びは薪ストーブの性能を最大限に活かす重要なポイントです
自分の使用目的や環境に合わせて最適な薪を選び
安全で快適な薪ストーブライフを楽しんでください

※今回のブログはカグツチとは関係ない一般的な内容です
かぐつちはむしろ針葉樹でも長く燃えてくれるので使いやすい薪です
また、安価に売っているのも魅力です